愛犬のブラッシングで注意する点とは

愛犬にいつまでも元気でいてほしい、それにはやはりそれなりのお手入れが必要です。無論お手入れと一口に言っても、色々なものがあります。ここでは、その中でも基本中の基本である、ブラッシングについて見てみることにしましょう。ブラッシングの目的として、まず毛並みを整える点が挙げられます。この時はまず背中や腰から始めるといいでしょう。あまり力を入れず、なでるような感じでブラッシングします。愛犬が段々慣れて来たら、体の側面を上から下へとブラッシングするようにします。これが終わったら首や胸の辺り、お腹の周囲にブラシを滑らせます。犬は頭部や手足を触られるのを嫌がるので、この部分は最後にしましょう。

それからブラッシングの回数ですが、1日に1回は行うようにします。そして毛先だけでなく、根元からしっかりブラッシングしてあげましょう。あまり力を入れ過ぎると、傷をつけてしまうことがあるし、それによって愛犬がブラッシングに苦手意識を持つようになるので、注意してください。そしてブラッシングのもう1つの目的、毛玉を取ることも忘れてはいけません。ブラッシングを毎日すると言うことは、毛玉や抜け毛を定期的に取り除くということでもあります。

特にダブルコートの犬の場合は、オーバーコートはしっかりブラッシングできていても、アンダーコートがあまりブラッシングされていないと、毛玉が増えるもとになります。毛玉を放っておくと、皮膚炎を起こすことにもなりかねず、病院で手当てを受けることになってしまいます。もし毛玉を見つけたら、普段はソフトブラシであっても、ハードブラシを使って必ずほぐすようにしてください。

またブラッシングのそれ以外の目的として、皮膚の異常や虫がついていないかどうかのチェックも挙げられます。ブラッシングは単に毛並みや毛につやを出すだけが目的でなく、愛犬の健康管理方法としてもきわめて大事なものなのです。ブラシはスリッカーブラシが一般的ですが、その他にも毛の長さや用途に合わせて、様々なタイプのブラシが揃っています。

pMFPeE
愛犬のお手入れ