犬が家族になって、夫婦の距離感良好

60代の夫婦です。子供が独立して二人で暮らしています。ある時、近所の家から犬を一日預かってほしいと言われて、一日飼い主を経験しました。よくしつけられた犬で、私も主人にも一日なのに、大変なついていくれたので、とても幸せな気持ちになりました。そのことを飼い主に告げると、その犬の子供がいたので譲ってくれるということになりました。それから、私たち夫婦の家に、新しい家族が加わることになりました。シベリアンハスキーの子犬が家の中をちょこちょこと歩き回る生活が始まりました。その子犬も半年すれば、大型犬の本領を発揮してとても大きくなりました。散歩に連れていっていたのが、今は逆にグイグイと引っ張られるようになりました。50KGの私は、引っ張られるとそのまま持っていかれてしまいます。

犬を飼うようになって、ずいぶん家の雰囲気が変わりました。元々あまりしゃべらない主人との二人の時間は大変静かなものでした。ところが犬を飼うようになってから、ものすごくしゃべるようになりました。ソファーに腰かけて一日じっとしてテレビを見ている主人が、まめに動くようになりました。夫婦の会話が沢山出るようになったし、犬の散歩があるので主人が早起きになりました。それまでは10時か11時まで寝るのが当たり前だった主人が。なんと6時台に起きて犬の散歩に行くようになりました。その成果、健康診断の結果も今年は特に問題なしになりました。

また人懐っこい犬なので、近所に住んでいる私の実家に連れていくことが増えました。そこには私の高齢の両親が住んでいますが、彼らもシベリアンハスキーのこと大変気に入ってくれています。以前は、月に一回程度訪問するだけだったのですが、「一人で来るな。犬と一緒に来いよ」ということになり、犬を連れて毎週訪ねていくようになりました。以前の孫を連れていくときのような感じと似ていると思いました。孫は行くと実家の両親に物を買ってもらうことが多かったですが、犬の場合、お年玉を要求しないので、連れていく方としては気は確かに楽です。

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愛犬と家族